カタクリの寿命は、長いもので50年!
この群生地は、地元下君田の方々で組織した「姫カタクリ愛好会」が森の下草刈りなどをしてその保護に努められ、半世紀にわたって守られてきた景色です。
カタクリの発芽1年目は、細い糸状の葉だけ。2~7年目までは、だ円形の葉一枚だけで、8年目頃に鱗茎が大きくなり、ようやく2枚の葉が出て花をつける成長に長く時間のかかる貴重な植物です。
受粉は、吸蜜に訪れるハナバチ、ギフチョウなどが送粉者(ポロネーター)が貢献し、種子は、アリが運搬して、生息地を広げます。
開花時期は、3月下旬頃から1か月ほど。4月の下旬には花を落とし、広葉樹が葉を茂らせ、林床に光が入らなくなる初夏に葉を失い眠りにつきます。1年間の内、春の数か月しか地上に姿をあらわさない可憐で美しい、里山を代表する春植物です。
近年、カタクリは減少し続けている植物です。これは春の里山の林床に太陽の光が入らないことが原因です。かつては、秋になると薪や落ち葉を集めるために人が森に入り、枝打ちなど手入れを行っていたので冬の里山の林床は、きれいで見晴らしの良いものでした。
全国各地、管理されなくなった森林が多くなり、今やカタクリは絶滅の危機に瀕しています。
来場の希望者には、翌年に開花状況をハガキで案内してくれるので、次の春も素敵な花々を見逃さずに下君田を訪れることができます。
開催日 | 4月上旬開催 |
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2018年参考情報 | 4月上旬開花/イベントは14日15日開催されました |
場所 | 下君田、緑の郷コミュニティセンター周辺(入園料有) |
住所 | 高萩市下君田755 緑の郷コミュニティセンター |
駐車場 | 緑の郷コミュニティセンター |
駐車台数 | 30台 |
主催 | 高萩市観光商工課 |
電話番号 |
0293-23-7316 高萩市観光商工課 0293-23-2121 (一社)高萩市観光協会 0293-28-0401 緑の郷コミュニティセンター |